設定ファイルの解説 †
ここでは、各設定ファイルについて解説しています。
都市名リスト(citylist_ja.txt)
駅名リスト (streetlist_ja.txt) [111.0以降]
simuconf.tab †
基本的な設定。simutrans/pak/configとsimutrans/configの2箇所あります。
設定の詳細については以下のページを参照して下さい。
設定ファイル/simuconf.tab
cityrules.tab †
マップの設定
設定の詳細については以下のページを参照して下さい。
設定ファイル/cityrules.tab
forestrules.tab(102.2.2まで) †
このファイルは102.2.2までのバージョンで使用されます。
110.0以降ではsimuconf.tab内で設定します。
- max_no_of_trees_on_square = 3
- 1タイル上の樹木の最大数。最大8まで?
- forest_base_size = 36
- forest_map_size_divisor = 38
- forest_count_divisor = 16
- forest_boundary_blur = 10
- forest_boundary_thickness = 2
- forest_inverse_spare_tree_density = 400
- tree_climates = 4
- (100.0以降)マップ作成時に樹木で埋め尽くす気候を設定します。数値は下記を参照。
- no_tree_climates = 130
- (100.0以降)マップ作成時に樹木を全く作成しない気候を設定します。数値は下記を参照。
気候 | bit | |
water | bit0 | 1 |
desert | bit1 | 2 |
tropic | bit2 | 4 |
mediterran | bit3 | 8 |
temperate | bit4 | 16 |
tundra | bit5 | 32 |
rocky | bit6 | 64 |
arctic | bit7 | 128 |
compat.tab †
保存ゲームを読み込み時、不足しているアドオンpakが見つかった場合に、このリストを参照して別のアドオンに置き換えます。このリストにない場合でも、可能な限り置き換えを試みますが、適切ではないものに置き換わったり、置き換えに失敗してゲームを読み込めない場合があります。pakフォルダ直下に配置します。
リストは翻訳ファイルと同様、置き換え対象のpak名と、置き換えるpak名とを対で記述します。改行コードをLF以外にすると動作しません。
※適切でないものに置き換わった例→元は気動車が走っている→気動車のアドオンが無いままロード→電車に置き換えられる→運行不可
default.sve †
新規ゲーム開始時に、設定したマップ設定・気候設定が保存され、次回の新規マップ作成時のデフォルト設定として使用されます。このファイルはユーザデータフォルダに作成されます。
このファイルがある場合には、simuconf.tabの設定よりも優先されます。
このファイルを削除すれば、新規マップ作成時の設定がデフォルトに戻ります。
Simutransのバージョンが変わったりして、正常に起動しない場合には、settings.xmlとともに削除すると直る場合があります。
menuconf.tab(100.0以降) †
ツールバーとキーボードショートカットの設定
設定の詳細については以下のページを参照して下さい。
設定ファイル/menuconf.tab
speedbonus.tab(100.0以降) †
年代設定有効時のスピードボーナスの設定
交通の種類ごとに、年と基準速度をセットで記述します。
road=1911,21,1928,50,2001,82,2032,85
上記の設定の場合、実際の基準速度は下のグラフのようになります。
シナリオ(100.0以降) †
セーブデータに目標を設定します。
設定の詳細については以下のページを参照して下さい。
設定ファイル/シナリオ
settings.xml(101.0以降) †
従来のsimworld.cfgに置き換わる設定ファイルです。メッセージやウィンドウのボタンの状態、サウンドの設定を保存しています。
ゲーム正常終了時に、ユーザデータフォルダに作成されます。エラー終了や強制終了した場合には保存されません。
simuconf.tab、cityrules.tabよりも先に読み込まれるため、simuconf.tab、cityrules.tabに同じ項目がある場合、そちらが優先されます。
Simutransのバージョンが変わったりして、正常に起動しない場合には、default.sveとともに削除すると直る場合があります。
高度な設定(102.2以降) †
設定の詳細については以下のページを参照して下さい。
設定ファイル/高度な設定
simworld.cfg(100.0以前) †
この設定ファイルは、101.0以降では作成されません。settings.xmlに書き出されます。
ゲーム正常終了時に、ユーザデータフォルダに作成されます。エラー終了した場合には保存されません。
simutransのバージョンが異なり、データの互換性がない場合、設定が初期化されてしまう場合があります。
- Lang=ja
- 言語ウィンドウで設定された、標準で使用する言語。
- DayNight=0
- 表示設定の「夜間は暗くする」の設定。
- AIs=0,0,0,0,0,0
- AIプレイヤーの有効無効の状態。
- Messages=383,264,128,0
- メッセージ設定ウィンドウの設定。
- Visual=0,0,0,0,0,1
- 表示設定ウィンドウの各種設定。
- SoundMidiVolume=127,127
- サウンド設定ウィンドウの音量設定。
- SoundShuffle=0,0
- サウンド設定ウィンドウのシャッフル設定。
- MapMode=17
- ミニマップの表示種別選択の状態。
- WareSortMode=1
- 駅の情報ウィンドウの待機表の並び順。
- MuteSoundMidi=0,0
- サウンド設定でのミュート状態
設定ファイルの編集方法 †
まず、tabファイルを改行コードLF対応のテキストエディタで開きます。
私が使っているのはTeraPadですが、秀丸などでも開けると思います。
開いて各種値を書き換えた後は、改行コードがCR+LFになっていることを確認して保存します。
(ja.tabなどの翻訳ファイル・compat.tabは必ずLF)
まず、tabファイルならどれでもいいのでメモ帳で開いて見てください。
このように文字は普通に読めるものの、改行が無くて非常に読みづらいです。
しかし、TeraPadなど“LFの改行コード”が使えるテキストエディタだと、
普通に読めます。
これは、日本語Windowsでは“CR+LFの改行コード”を使っているために読めなくなってしまっているだけで、
tabファイルの実体は、何のことはない、ただのテキストファイルなのです。だからといって何の知識もなしにいじくるのは少々危険なので、バックアップを取っておくことをお勧めします。
by 1248年7の月 ◆7m1248Usxc
- cache -