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*複線で列車同士の追い越しを設定する方法 [#n4dd752e]

複線を建設した場合、最初のうちはすべて各駅停車の列車でも輸送能力は十分です。しかし、ゲームが進んでくると、路線網が大規模になり、旅客・貨物をより速く、より遠くへ運ぶ必要が出てきます。ところが、各駅停車の設定のままでは、旅客・貨物が路線上に滞りがちになり、運びきるために列車の数で埋め合わさなければなりません。また輸送スピードが出ないのはいうまでもありません。

旅客・貨物を少ない列車数ですばやく運ぶためには、''利用頻度の低い駅には一部の列車しか停車しないよう設定する''のが一つの方法です。ここから普通列車・急行列車の考え方が必然的に生まれてきます。

しかし、普通列車・急行列車を単にダイヤの上で設定しても、その効果は表れません。急行が速度の遅い普通に追いついて、普通の後を追うようにして走らなければならないからです。

これを解決するために、駅などに''追い越しの設備を設けます''。次にその方法を説明します。

#contents

**方法 [#j19d30e0]
**99.17.1より前(旧信号システムの場合) [#r5aa4485]
***方法 [#j19d30e0]

#ref(legend.png)

このような駅に追い越し設備を設けます。

#ref(oikoshi01.png)

1.待避線を作ります。

#ref(oikoshi02.png)

2.信号を次の図のように設けます。

#ref(oikoshi03.png)

3.反対側も必要に応じて同じようにします。

#ref(oikoshi04.png)

これで終わりです。

''注意'' 追い越し設備の手前では、''「[[閉塞区間>用語集#rail_block]]」(信号の間隔)を短くしておく''必要があります。閉塞区間が長いと、列車同士の間隔が長くなるので、追い越しが起こりにくくなります。

**列車を走らせると [#mf7a3b77]
***列車を走らせると [#mf7a3b77]

上の方法で追い越し設備を設けると、次のように追い越しが行われます。

左から普通列車(青)、急行列車(赤)が続いて来たとします。急行(赤)は駅には止まりません。

#ref(oikoshi05.png)

普通(青)は待避線に入ります。

#ref(oikoshi06.png)

普通(青)が待避線に入っている間に、急行(赤)は追い越し線に入ることができます。

#ref(oikoshi07.png)

普通(青)が駅を出ようとしましたが、信号が赤のため出ることができません。

#ref(oikoshi08.png)

急行(赤)が通り過ぎたため、普通(青)が待避線から本線へ戻ることができるようになります。

#ref(oikoshi09.png)

無事追い越しが行われました。

#ref(oikoshi10.png)


**バリエーション [#kd23fd61]
***バリエーション [#kd23fd61]

もちろん追い越し線側にもホームを設置することができます。待避側の列車は必ず追い越されるまで待ってくれます。

他に折り返し線も同時に設ける、待避線を2本以上設けるなど。

下は待避線を2本設けた例です。合計で線が3本ありますが、必ず本線に近いほうから順番に発車してくれます。

#ref(oikoshi13.png)

待避線を2本設けるのが有効なのは、列車の種別が3種類以上あるときです。もっとも、実用上はここまでする必要もないかもしれませんが…まあ楽しめますので(w

**99.17.1以降の場合 [#h0a805df]

編集中