ショートカットを作成し、オプションを指定することで、フリープレイモードや全画面表示、ミュート状態での起動など様々なモードが利用できます。
ショートカットを作って、プログラム起動時に各種オプションを設定する方法は、別に Simutrans に限ったことではなく、Windows 用アプリケーション全体に共通の話題なのですが、2chで時々質問があったので、スレッドでの回答を転載しました。
(自分が回答した原文は、画面サイズ用だったので一部加筆修正してあります)
以下の説明文では、フリープレイ(倒産なしの借金無制限モード)にする場合を、例として解説していますが、ウィンドウサイズを指定する場合も同じです。その場合は、-freeplay を -screensize WxH に置き換えて読んでください。
インストールしたフォルダを、エクスプローラ等で開いてください。
simutrans(.exe アプリケーション)のアイコンを右クリックして、出てくるメニューの
中ほどの「ショートカットの作成(S)」を選ぶと、新しく
『simutrans.exe へのショートカット』というものができます。
こんどはこのアイコンを右クリックして、メニューの一番下の「プロパティ(R)」を
選んでください。「simutrans.exe へのショートカットのプロパティ」という
ダイアログボックスが表示されると思います。その真ん中あたりに
「リンク先(T):」という入力用のテキストボックスがあって、最初は
"C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe"
となっていると思います。
※ インストールした場所によって、多少違う場合もあります。前後のクォーテーションマーク(")が無いかもしれません。
この後ろに、半角スペースと -freeplay を追加して
"C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe" -freeplay
という感じに入力できたら、下の [OK] をクリックして、ダイアログを閉じてください。
※参考画像
これで目的のショートカットができたので、これをダブルクリックすれば
借金無制限モードでゲームが起動するはずです。
ここで作ったショートカットのアイコンは、デスクトップやスタートメニューなど
使いやすい場所に移動してかまいません。
複数のオプションをまとめて付けることもできます。
"C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe" -screensize 960x720 -objects pak128/ -freeplay
とすると、ウィンドウサイズが横960x縦720で、パックファイルを pak128 というサブディレクトリからロードして、なおかつフリープレイモードになります。
メモ帳で以下の文章を入力し、○○○.batという名前で保存して下さい。(○内は自由)
例:
simutrans.exe -freeplay
これをSimutransフォルダに置き、batファイルを起動すると、フリープレイモードになります。
しかし上記の方法では、exeファイルとbatファイルが違う場所にあると起動しません。
別のフォルダにbatフォルダを置きたい場合は、絶対パスで記述します。
例:
"c:\program files\simutrans\simutrans.exe" -freeplay
※102.2.1以降のバージョンでは、黒地に白文字のコマンドウィンドウは消してもらって構いません。
参考ですが、「start」を使えば、コマンドウィンドウは消えます。
例:
start "c:\program files\simutrans\simutrans.exe" -freeplay
simutrans.exe -screensize widthxheight
ウィンドウモード、もしくはフルスクリーンモードの画面サイズをwidth×heigtピクセルにします。
simutrans.exe -fullscreen
フルスクリーンモードにします。モニターが表示することの出来ないサイズには指定できません。
simutrans.exe -freeplay
倒産なしの借金無制限モードになります。起動時に表示されるマップ、新規に作成したマップはフリープレイモードになります。
フリープレイ設定はセーブゲームごとに保存されますので、このオプションは既存のセーブゲームには効果はありません。「ライバル会社」ウィンドウ最下部の「フリープレイモード」ボタンで有効/無効を切り替えてください。
simutrans.exe -log 1
simu.logというファイルが作られ、ログが書き込まれていきます。バグレポートに役立ちます。ログの出力レベルはdebugオプションで設定します。
simutrans.exe -debug 4
デバッグモードになります。
デバッグレベルは1〜5で、1ではエラーのみを記録、4ではすべての情報を記録します。
バグリポートやトラブルシューティングにはすべての情報が必要です。
通常はlogオプションと併用して使用します。
simutrans.exe -log 1 -debug 4
simutrans.exe -objects pakname/
指定されたフォルダのPakを使います。複数のpakセットをインストールしている場合に、pak選択ダイアログを表示しません。
例:
simutrans.exe -objects pak128/
simutrans.exe -objects pakname/ -addons
前項のPak選択と組み合わせて使用します。前項に加えてそのPakセット用のアドオンを読み込みます。
例:
simutrans.exe -objects pak/ -addons
99.05以前
simutrans.exe -refresh n
フレームレートの表示割合を指定できます。。nは1〜16を指定できます。
n=1のときデフォルトで、全てのフレームを表示します。n=2のとき約25%、n=3で約33%早くなります。
99.05.1以降
simutrans.exe -fps n
FPS(1秒あたりのフレーム数)を指定できます。最低値は5です。
標準は25ですが、simuconf.tabのパラメータにより変わります。
simutrans.exe -nomidi
音楽が鳴らなくなります。他の音楽を鳴らしたいときに役立ちます。
原因不明バグが起こる場合、このオプションをつけることで直ることがあります(Linux SDLが主)。
simutrans.exe -nosound
エフェクト音が鳴らなくなります。
※これはマルチプレーヤー(対戦型simutransなど)を意味するものではありません。LinuxやWinXPやWinVistaなどユーザアカウントコントロールやマルチユーザに対応させるためのものです。
simutrans.exe -singleuser
標準ではセーブフォルダなどはユーザーのマイドキュメント内になりますが、
singleuserを指定した場合、99.08より前と同じく、セーブフォルダなどはsimutrans.exeと同じところになります。
simutrans.exe -load <savegame>.sve
ゲーム開始時に自動的に指定したセーブデータを読み込むようになります。
※このパラメータは最後に来なくてはいけません。
simutrans.exe -lang ja
言語を指定して起動します。-lang の後に言語コードを記述します (Linux 環境では .exe を省略してください)。
simutrans.exe -use_workdir
現在のカレントディレクトリをワークディレクトリにします。
simutrans.exe -server
サーバーモードで起動します。
simutrans.exe -pause
ゲームをロードしたあとに一時停止した状態になります。
simutrans.exe -theme スキン定義ファイル名
スキンを指定して起動します
simutrans.exe -theme standard-large.tab
standard-large.tabスキンを使用します