これまで、simutransに於ける基礎的なことは技術、方法等は有志諸兄が殆ど解説して下さったので、中上級者向けのテクニックを紹介したいと思います。
皆さんはどのようにしてSimutransを楽しんでいますか?
またどの様な時にsimutransの醍醐味を感じますか?
広大なマップに展開する巨大な人員輸送網を作成したり、貨物列車の風情を感じながら物流の一端を担ってみたり、山奥深い森林を縫う様に敷かれた一本の線路に、汽車が走っていたり・・・
初心者と呼ばれる段階を経た人たちは、一本の線路に複雑な系統を設定したり、人員輸送のバランスを調整したり、間隙のないダイヤグラムを作成することに挑戦するようになると思います。
そんな未知の分野への挑戦に、少なくとも私は心を躍らせ、より無駄の少ない美しい線形を求め試行錯誤しました。
もう諸兄は知っているであろうsimutransの妙について、僭越ながら私が解説を行うことをお許しください。
なお、一切無駄な解説を避けようとするあまり、また私のボキャブラリーの貧弱さのあまり(こっちの方が大きい)、
「この文章はどうやって縦読みするんですか??」
「この(・∀・)ワケワカラン文章は何じゃゴルァ!!」
と嘆かわしく思う方もいるかもしれませんが、生暖かく見守ってやってください。
simutransのゲーム性から言えば、極論から言えば折り返し設備なぞ要らんのです。もっと極論を言えば、信号すら要りません。
これについて、「タブーを持ち出してきおって」と憤慨された方がいるなら謝罪しておきます。
えーと、折り返し設備が要らない理由は、車両が直角に曲がれるから(正確に言えば違)。
信号が要らない理由は、車庫の前に信号を立てておいて、列車を車庫から出すたびに潰せば無問題。
この結果、一本の線路に理論上は何千本もの列車を走らせることが可能です。
私は、実は最初はこの方法でsimutransを楽しんでおりました。
これはいわゆる「無信号モード」と言われているものでして、これはこれで楽しかったです。
第一、駅と列車のバランスが絶妙にマッチ。カーブ、複雑な線形を敷くのが億劫でない。
しかし人間、こんな単純な「閉塞信号」なる仕掛けひとつある御蔭で、無信号に慣れてしまえば、どうしてもそれを使いたがるのですね。
上記で紹介されている842氏のPreSignal使用例画像が手元にありましたので、アップしてみます。Web表示用に勝手にトリミング・減色させてもらいました。(問題があればその旨お知らせください)
途中で路線を分岐したい時、本数が増える増えるほど分岐のさせ方に迷うことが出てくると思います。ここではある程度の本数があり複線同士の分岐をさせたいときの線路の引き方等について紹介したいと思います。
※赤線が上り、青線が下りの推奨経路と仮定します。
例1
平面で分岐するタイプです。本数が少ない頃はこの配線が比較的無難かと思います。上りは同時に到着でき、高架を使わないのでコストも安く、(あまり勧めませんが)追い越しも折返しも可能です。
しかし、これだといずれ詰まってしまいます。なぜでしょうか?赤線と青線が平面で交わってしまっています。これは、上り列車が下り列車の経路をふさいで下り列車が出発できなくなることがあることを示します。余分に停車すれば、後続も停車し結果詰まってしまいます。
例2
上りを高架化してみました。これで赤線と青線は平面で交わず立体交差しているので、例1よりは詰まりづらいです。ただ追い越し、折返しには向きません。
※記載不足等ございましたら加筆修正をお願いいたします。
※例3は本スレで問題ありとのことなので撤去しました。