アドオン開発/datファイル記述リファレンス

公式wikiの説明(英語)

更新履歴
水面に隣接して建設される設定について追記 2022/10/16
Dimsの部分に向きの数の指定について追記 2017/06/25
makeobj55用の記述を追加 2012/10/29
makeobj52用の記述を追加 2011/05/05

factory(産業) [ 編集 ]

生産量に関係するすべての値は「bits_per_month=18」時のものになります。

objfactory
name産業名。名前の最後が「kraftwerk」の時は発電所になります
Location産業の配置場所。
Land:陸地
City:都市
Water:水上
DistributionWeight産業が出現する頻度。値が大きいほど出現頻度が高まります。標準値は1で上限値は127です。
Productivity基本的な生産能力。下記のRangeを指定してもこの値を下回ることはありません。
Range生産能力のばらつきの設定。上記のProductivity値から増加する方向にのみばらつきが出ます。必ず1以上の値を指定してください。







InputGood[]受け入れる貨物名。(既存のものは資料/貨物一覧を参照)
InputCapacity[]受け入れる貨物(原材料)の収容量。
InputSupplier[]受け入れる貨物を生産する産業(供給者)を併設する最大数。つまりゲーム中に産業チェーンが事業拡大して建てる産業施設の最大数を指定する。
(例えばgrainをInputGoodに設定すれば指定した数までgrain_farmが建てられます。)
もし0を指定すると事業拡大による供給産業施設の併設は行いませんが、既存の供給者と供給網を結ぶことはあります。
InputFactor[]消費比率。生産貨物1単位を生産するのに必要な原材料貨物の割合。(%指定。例:100なら等価交換、200は製品1を作るのに原材料2が必要という意味です)
OutputGood[]生産する貨物名。(既存のものは資料/貨物一覧を参照)
OutputCapacity[]生産する貨物の収容量。
OutputFactor[]生産比率。原材料貨物1単位を消費して生産される貨物の量。(%指定。例:100なら等価交換、50は製品1を作るのに原材料2が必要という意味です)
pax_level旅客度(郵便度は1/3)
Mapcolorマップ上の産業シンボルの色。色については下を参照。
needs_ground=1(88.10.4以降)フラグ(省略時は0)。このフラグが真(1)なら、ベースタイルを補完して描画します
intro_year=西暦年数登場年。以下4つは、建物が登場もしくは建設可能になる年代の範囲を指定します(99.16以降で使用されます)
intro_month=1-12登場月
retire_year=西暦年数退場年
retire_month=1-12退場月
climates=指定語(99.00 makeobj40以降)省略可。建築できる気候。カンマ(,)で区切って複数指定可。
desert砂漠気候
tropic熱帯気候
mediterran↑標高が低い 地中海気候
temperate|        温帯気候
tundra|        ツンドラ気候
rocky↓標高が高い
arcticsummer snowlineより上の万年雪の積もる地域 極地気候
animation_time=数値(99.01、makeobj41以降)省略可。アニメーションの速度を設定します。数値が少ないほど速くなります。省略時は300。
Dims構造物の大きさと、向きの数を指定します。2,2,4のように,で区切って指定します。この場合、大きさは2×2で向きは4方向対応ということになります。
BackImage画像の指定。詳しくは画像の指定の仕方にて。

海上にあるものは、必要に応じて駅としての以下の属性も必要です

enables_pax旅客属性
enables_post郵便属性
enables_ware貨物属性
Level駅のレベル

Location=Landとclimates=waterを同時に設定すると、水面に隣接した地表にのみ建設されるようになります。
全てのマスが水面に接している必要があるので要注意。

 例)

Obj=factory
name=syo-yu_plant
Location=Land
DistributionWeight=1
Productivity=3
Range=10
InputGood[0]=grain
InputCapacity[0]=300
InputSupplier[0]=1
InputFactor[0]=200
OutputGood[0]=syo-yu
OutputCapacity[0]=200
MapColor=62
Dims=2,2
BackImage[0][0][0][0][0]=./syo-yu.0.1
BackImage[0][1][0][0][0]=./syo-yu.0.0
BackImage[0][0][1][0][0]=./syo-yu.0.1
BackImage[0][1][1][0][0]=./syo-yu.0.0

111.0(makeobj52)以降用追加設定 [ 編集 ]

主な変更点

expand_probability数値(0-10000)基本生産量を増加させる確率。1生産するごとに呼ばれるので、確率1/1000はおおよそ、1000生産するごとに1回増えるという事になる。
1...1/10000
10...1/1000
100...1/100
expand_minimum数値基本生産量を増加させる基本量(デフォルトは0)
expand_range数値基本生産量を増加させるばらつき量。[設定値-1](デフォルトは0)
expand_times数値基本生産量を増加させる回数(デフォルトは0)
この回数を超えると、それ以上基本生産量は増加しません
electricity_boost数値(1000分率)電力によって増産する最大量(デフォルトは1000で、この場合生産量が2倍になる)
passenger_boost数値(1000分率)旅客によって増産する最大量(デフォルトは0で、旅客は生産量に影響しない)
mail_boost数値(1000分率)郵便によって増産する最大量(デフォルトは0で、郵便は生産量に影響しない)
electricity_amount数値発電量もしくは消費電力量(単位はMW)を直接指定します
指定されていない場合、発電所の発電量は月の生産能力そのままでMW、それ以外の産業の消費電力量は月の生産能力の1/4MWになります。(生産能力1600の発電所の発電量は1600MW、生産能力1600の工場の消費電力量は400MWという意味)
なおbits_per_monthの値に影響を受け,18を基準としそれ以上の時は1/2,1/4…,以下の時は2倍,4倍となります
また,fieldが増加するごとにその分だけ等倍されます
passenger_demand数値最大の増産に必要な旅客数(指定されていない場合、旅客度を使用)
mail_demand数値最大の増産に必要な郵便数(指定されていない場合、郵便度を使用)

煙の指定(オプション) [ 編集 ]

Smoke=文字smokeファイルの名前(例:Industry_Smoke)
SmokeTile=x,y基準点となるタイルの位置(下図参照)
SmokeOffset=x,y基準点からのオフセット値(下図参照)
SmokeSpeed=数値アニメーションの速度?(※詳細のわかる方補足願います)

smoke.png

fieldの指定(オプション) [ 編集 ]

99.10(makeobj46)以降 [ 編集 ]

fields文字列使用するfield
has_snowフラグ1...fieldに降雪時の画像を使用する(デフォルト)
0...fieldに降雪時の画像を使用しない
指定しない場合の初期値は1です。降雪時の画像を使用しない場合は必ず0を指定してください。
min_fields数値初期のfield数(デフォルトは5)
この数以下には減らせない(取り除けない)ので、多くしすぎると、産業施設のそばに駅が建設できなくなるおそれがあります。
max_fields数値最大field数(デフォルトは25)
production_per_field数値field1つあたりの生産量(デフォルトは16)
probability_to_spawn0-10000fieldが増加する確率。1生産するごとに呼ばれるので、確率1/1000はおおよそ、1000生産するごとに1増えるという事になる。
1...1/10000
10...1/1000(デフォルト)
100...1/100

110.0(makeobj51)以降用 [ 編集 ]

112.0(makeobj55)以降用 [ 編集 ]

初期のfield数の最大値としてstart_fieldsが追加されました。
たとえばmin_filedsを5、start_fieldsを10と設定した場合、初期値の数は5、6、7、8、9のいずれかになります。(simutransの乱数関数では基数-1の値しか返さないので10にはならず10-1の9が最大です)

start_fields数値初期のfield数の最大値(デフォルトは5)
min_fieldsと同じか、min_fileldsより大きくmax_fieldsより小さい値にする必要があります

smoke(煙、炎) [ 編集 ]

公式wikiの説明(英語)

objsmoke
name文字列一意の名前。産業施設のsmokeで指定される名前
copyright文字列画像作者の名前
image[番号]=画像複数指定可。

 例)

Obj=smoke
Name=Diesel
Image[0]=ls-smoke.0.0
Image[1]=ls-smoke.0.1
Image[2]=ls-smoke.0.2
Image[3]=ls-smoke.0.3
Image[4]=ls-smoke.0.4

pak64で指定できるsmoke(102.2.2現在) [ 編集 ]

Steam蒸気機関車、蒸気船用
Dieselディーゼル車用
Industry_Smoke産業施設用煙
Industry_Fire産業施設用炎

pak128で指定できるsmoke(1-4-6現在) [ 編集 ]

Dieselディーゼル車用
Diesel_blackディーゼル車用。黒っぽい
Diesel_smallディーゼル車用。速く消える
industry_smoke産業施設用
Steam蒸気機関車用。黒煙のみ
Steam2蒸気機関車用。ピストンの蒸気あり
Steam_ship蒸気船用。白っぽい

field(田畑) [ 編集 ]

99.10(makeobj46)以降用

objfield
name文字列一意の名前。産業施設のfieldsで指定される名前
copyright文字列画像作者の名前
image[番号]=画像複数指定可(96以下)。複数指定した場合は、1年を画像の数で分割した、それぞれの期間に対応する。
ただし、産業施設でhas_snow=1が指定されている場合、最後の画像は降雪時の画像となり、それを除いた画像の数で分割される。
has_snowの指定はここではできません。降雪時の画像を使用しない場合は、必ずfactoryの定義内で0を指定してください。

 例)

Obj=field
name=rice_field
Image[0]=rice_field.0.0 # winter
Image[1]=rice_field.0.1 # spring
Image[2]=rice_field.0.2 # summer
Image[3]=rice_field.0.3 # fall
Image[4]=rice_field.0.4 # snow (has_snow=1)

産業の色(99.09以降) [ 編集 ]

ミニマップで表示される色。「Mapcolor=25」のように指定します。
お好きなのを選んで自作産業のカラーにしてください。重複は一切問題ありません。

NeuePalette.png

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47
48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63
64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79
80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95
96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111
112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127
128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143
144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159
160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175
176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191
192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207
208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223

添付ファイル: filesmoke.png [詳細]

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Last-modified: 2022-10-16 (日) 23:56:20