*設定ファイルの解説 [#u9db0776]
ここでは、各設定ファイルについて解説しています。
#contents

**simuconf.tab [#tff6971a]

基本的な設定。simutrans/pak/configとsimutrans/configの2箇所あります。

[[設定ファイル/simuconf.tab]]

**cityrules.tab [#c43d5605]

マップの設定

[[設定ファイル/cityrules.tab]]

**forestrules.tab [#ac866be2]

:max_no_of_trees_on_square = 3| 1タイル上の樹木の最大数。最大8まで?
:forest_base_size = 36|
:forest_map_size_divisor = 38|
:forest_count_divisor = 16|
:forest_boundary_blur = 10|
:forest_boundary_thickness = 2|
:forest_inverse_spare_tree_density = 400|
:tree_climates = 4| (100.0以降)マップ作成時に樹木で埋め尽くす気候を設定します。数値は下記を参照。
:no_tree_climates = 130| (100.0以降)マップ作成時に樹木を全く作成しない気候を設定します。数値は下記を参照。

|気候|bit||
|water|bit0|1|
|desert|bit1|2|
|tropic|bit2|4|
|mediterran|bit3|8|
|temperate|bit4|16|
|tundra|bit5|32|
|rocky|bit6|64|
|arctic|bit7|128|

**compat.tab [#hec6dba4]

保存ゲームを読み込み時、不足しているアドオンpakが見つかった場合に、このリストを参照して別のアドオンに置き換えます。このリストにない場合でも、可能な限り置き換えを試みますが、適切ではないものに置き換わったり、置き換えに失敗してゲームを読み込めない場合があります。&br;リストは翻訳ファイルと同様、置き換え対象のpak名と、置き換えるpak名とを対で記述します。''改行コードをLF以外にすると動作しません''。

**default.sve [#ea7852f5]

新規ゲーム開始時に、設定したマップ設定・気候設定が保存され、次回の新規マップ作成時のデフォルト設定として使用されます。このファイルはユーザデータフォルダに作成されます。&br;このファイルがある場合には、simuconf.tabの設定よりも優先されます。

このファイルを削除すれば、新規マップ作成時の設定がデフォルトに戻ります。&br;Simutransのバージョンが変わったりして、正常に起動しない場合には、settings.xmlとともに削除すると直る場合があります。

**menuconf.tab(100.0以降) [#m3057588]

ツールバーとキーボードショートカットの設定

[[設定ファイル/menuconf.tab]]

**speedbonus.tab(100.0以降) [#kf976547]

年代設定有効時のスピードボーナスの設定

交通の種類ごとに、年と基準速度をセットで記述します。
 road=1911,21,1928,50,2001,82,2032,85
上記の設定の場合、実際の基準速度は下のグラフのようになります。

&ref(bonus.png,nolink);

**settings.xml(101.0以降) [#vb08c8ab]

従来のsimworld.cfgに置き換わる設定ファイルです。メッセージやウィンドウのボタンの状態、サウンドの設定を保存しています。&br;ゲーム正常終了時に、ユーザデータフォルダに作成されます。エラー終了や強制終了した場合には保存されません。&br;simuconf.tab、cityrules.tabよりも先に読み込まれるため、simuconf.tab、cityrules.tabに同じ項目がある場合、そちらが優先されます。

Simutransのバージョンが変わったりして、正常に起動しない場合には、default.sveとともに削除すると直る場合があります。

**高度な設定(102.2以降) [#q2a7e411]

[[設定ファイル/高度な設定]]

**simworld.cfg(100.0以前) [#q0e04909]

''この設定ファイルは、101.0以降では作成されません。''settings.xmlに書き出されます。

ゲーム正常終了時に、ユーザデータフォルダに作成されます。エラー終了した場合には保存されません。&br;simutransのバージョンが異なり、データの互換性がない場合、設定が初期化されてしまう場合があります。

:Lang=ja| 言語ウィンドウで設定された、標準で使用する言語。
:DayNight=0| 表示設定の「夜間は暗くする」の設定。
:AIs=0,0,0,0,0,0| AIプレイヤーの有効無効の状態。
:Messages=383,264,128,0| メッセージ設定ウィンドウの設定。
:Visual=0,0,0,0,0,1| 表示設定ウィンドウの各種設定。
:SoundMidiVolume=127,127| サウンド設定ウィンドウの音量設定。
:SoundShuffle=0,0| サウンド設定ウィンドウのシャッフル設定。
:MapMode=17| ミニマップの表示種別選択の状態。
:WareSortMode=1| 駅の情報ウィンドウの待機表の並び順。
:MuteSoundMidi=0,0| サウンド設定でのミュート状態

*設定ファイルの編集方法 [#n6177e6b]

まず、tabファイルを改行コードLF対応のテキストエディタで開きます。
私が使っているのは[[TeraPad:http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/]]ですが、[[秀丸:http://hide.maruo.co.jp/]]などでも開けると思います。

開いて各種値を書き換えた後は、''改行コードがCR+LFになっていることを確認して''保存します。
(ja.tabなどの翻訳ファイル・compat.tabは必ずLF)

//&color(#ccc){%%''改行コードをLFにして''%%};保存します。
//&color(#ccc){%%TeraPadの場合は漢字/改行コード指定保存という保存方式があり、そこから保存します。%%};
//&color(#ccc){%%この「改行コードをLFにして保存」の項目が無いエディタで強制的に保存すると、落ちるかもしれませんので注意してください。%%};
//&color(#ccc){%%(例:ワードパッドでは開くことは出来るが、保存する時は改行コードはCR+LFに強制変換される)%%};

//改行コードがCR+LFでも落ちないようです。よって一度CR+LFに書き換えてあげればメモ帳からでも編集できます。

//[[simuconfig]]を使えばもっと簡単にtabファイルを編集できます。なお、最新安定版には対応していません。

//**文字コード一覧 [#te59083d]

// simutransフォルダ\music.tab
// simutransフォルダ\pakフォルダ\sound\sound.tab
// simutransフォルダ\config\simuconf.tab
// simutransフォルダ\pakフォルダ\config\simuconf.tab
// simutransフォルダ\pakフォルダ\config\forrestconf.tab
// simutransフォルダ\pakフォルダ\config\cityrules.tab
// simutransフォルダ\pakフォルダ\config\menuconf.tab
// simutransフォルダ\pakフォルダ\config\speedbonus.tab

//これらのファイルは改行コードがLFのものも、CRLFのものもありますが、どちらでも動作するはずです。

// simutransフォルダ\text\ja.tab
// simutransフォルダ\pakフォルダ\text\ja.tab
// simutransフォルダ\pakフォルダ\compat.tab

//以上3ファイルは、改行コードがLFです。改行コードを変更してはいけません。動作しなくなります。

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まず、tabファイルならどれでもいいのでメモ帳で開いて見てください。

&ref(01.png);

このように文字は普通に読めるものの、改行が無くて非常に読みづらいです。~
しかし、[[TeraPad:http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/]]など“LFの改行コード”が使えるテキストエディタだと、

&ref(02.png);

普通に読めます。

これは、日本語Windowsでは“CR+LFの改行コード”を使っているために読めなくなってしまっているだけで、
tabファイルの実体は、何のことはない、ただのテキストファイルなのです。だからといって何の知識もなしにいじくるのは少々危険なので、翻訳作業の際にはバックアップを取っておくことをお勧めします。

RIGHT:SIZE(10){by 1248年7の月 ◆7m1248Usxc}
//↑若干編集させて頂きました。