*ショートカットの作り方 [#a5d1d4be]

ショートカットを作って、プログラム起動時に各種オプションを設定する方法は、別に Simutrans に限ったことではなく、Windows 用アプリケーション全体に共通の話題なのですが、2chで時々質問があったので、スレッドでの回答を転載しました。
&size(10){(自分が回答した原文は、画面サイズ用だったので一部加筆修正してあります)};

以下の説明文では、フリープレイ(倒産なしの借金無制限モード)にする場合を、例として解説していますが、ウィンドウサイズを指定する場合も同じです。その場合は、''-freeplay'' を ''-screensize W''x''H'' に置き換えて読んでください。


**手順 [#w234d021]

インストールしたフォルダを、エクスプローラ等で開いてください。 
simutrans(.exe アプリケーション)のアイコンを右クリックして、出てくるメニューの 
中ほどの「ショートカットの作成(S)」を選ぶと、新しく 
『''simutrans.exe へのショートカット''』というものができます。 

こんどはこのアイコンを右クリックして、メニューの一番下の「プロパティ(R)」を 
選んでください。「simutrans.exe へのショートカットのプロパティ」という 
ダイアログボックスが表示されると思います。その真ん中あたりに 
「リンク先(T):」という入力用のテキストボックスがあって、最初は 

 "C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe" 

となっていると思います。

&size(10){※ インストールした場所によって、多少違う場合もあります。前後のクォーテーションマーク(''"'')が無いかもしれません。};

この後ろに、半角スペースと ''-freeplay'' を追加して 

 "C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe" -freeplay 

という感じに入力できたら、下の [OK] をクリックして、ダイアログを閉じてください。

※参考画像
&ref(freeplay-sample.PNG,nolink);

これで目的のショートカットができたので、これをダブルクリックすれば 
借金無制限モードでゲームが起動するはずです。 

ここで作ったショートカットのアイコンは、デスクトップやスタートメニューなど 
使いやすい場所に移動してかまいません。 


**応用 [#p808a6c5]

複数のオプションをまとめて付けることもできます。

 "C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe"  -screensize 960x720 -objects pak128/ -freeplay

とすると、ウィンドウサイズが横960x縦720で、パックファイルを pak128 というサブディレクトリからロードして、なおかつフリープレイモードになります。

**コマンドラインオプション一覧 [#z28e1d18]
[[公式Wikiのページ:http://en.wiki.simutrans.com/index.php/Start_Simutrans]]を和訳したものです。
***ウィンドウサイズ指定 [#a712ed05]
 simutrans.exe -screensize widthxheight
ウィンドウモード、もしくはフルスクリーンモードの画面サイズを''width''×''heigt''ピクセルにします。
***フルスクリーンモード [#d68cbda9]
 simutrans.exe -fullscreen
フルスクリーンモードにします。モニターが表示することの出来ないサイズには指定できません。
***フリープレイ [#bf452172]
 simutrans.exe -freeplay
倒産なしの借金無制限モードになります。通常モードのデータを変えるには、セーブデータを保存してから読み込みなおすことでできます。
***ログ生成 [#f01ec261]
 simutrans.exe -log 1
''simu.log''というファイルが作られ、ログが書き込まれていきます。バグレポートに役立ちます。
***Pak選択 [#a9c4a556]
 simutrans.exe -objects pakname/
指定されたフォルダのPakを使います。~
例:simutrans.exe -objects pak128/ 
***フレームレート [#ye24ef43]
&size(16){99.05以前};
 simutrans.exe -refresh n
フレームレートの表示割合を指定できます。。nは1〜16を指定できます。~
n=1のときデフォルトで、全てのフレームを表示します。n=2のとき約25%、n=3で約33%早くなります。~
&size(16){99.05.1以降};
 simutrans.exe -fps n
FPS(1秒あたりのフレーム数)を指定できます。最低値は5です。~
標準は25ですが、simuconf.tabのパラメータにより変わります。
***音楽を鳴らさない [#ff492844]
 simutrans.exe -nomidi
音楽が鳴らなくなります。他の音楽を鳴らしたいときに役立ちます。~
原因不明バグが起こる場合、このオプションをつけることで直ることがあります(Linux SDLが主)。
***音を鳴らさない [#ad73d4f8]
 simutrans.exe -nosound
エフェクト音が鳴らなくなります。
***デバッグモード [#u10688a7]
 simutrans.exe -debug
デバッグモードになります。
***マルチユーザー(99.08以降) [#v8128bf0]
※これはマルチプレーヤー(対戦型simutransなど)を意味するものではありません。LinuxやWinXPやWinVistaなどユーザアカウントコントロールやマルチユーザに対応させるためのものです。
 simutrans.exe -singleuser
99.08より前と同じく、セーブフォルダなどはsimutrans.exeと同じところになります。
 simutrans.exe -multiuser 
標準の設定です。セーブフォルダなどはユーザーのマイドキュメント内になります。
***セーブデータ選択 [#i87f2ad5]
 simutrans.exe -load <savegame>.sve
ゲーム開始時に自動的に指定したセーブデータを読み込むようになります。
※このパラメータは最後に来なくてはいけません。